再生回数480万回を誇る有名なtelefilm。
Mr and Mrsを今回は お送りいたします。
なぜこれにたどり着いたかというと…
いまだにTahsanにはまり続けている私は、どんどん新しい曲を開拓中なのですが、そこで出会ったのが、TOMAR AMARという名曲。再生回数なんと900万回です。歌は、もちろんTahsan、そしてMithilaという女優。二人が主演で、なぜか途切れることなくこの歌がずっとBGMで流れながら進んでいくという、この歌のための(?)telefilmです。
※後で調べてしったのですが、なんと、この二人は本物の夫婦だったそうで…!このテレフィルム公開の1年後に離婚しています。
とにかく展開が早い!
分かりやすく言うと、
「日本の10回分の連続ドラマを1時間に詰め込んだ」
スピード感で話が進んでいきます。
もしかしたら、踊りを入れなければインド映画もこれくらいに収まってしまうのかもしれませんね。
あらすじ
「恋人がいる女の子と恋に奥手な男の子の結婚はハッピーエンド。」
この一言で収まってしまうくらい、簡単明瞭な、いうなれば王道ラブストーリーです。
主人公の名前は聞き取れなかったのですが(ベンガル語力の衰えを感じます…)、メグラという美しい妻をめとりました。結婚初夜の幸せな夜のシーンからのスタート。一緒に横になって、いざ…という時、突然メグラがカッターナイフを突きつけます。
「わたしには、オーストラリアに住んでいる彼氏がいるの。あんたとなんて、親があんまりうるさいから、仕方なく結婚してやったのよ。あと2か月たったら、彼が帰国するから、その時彼と結婚できるように手伝ってくれるわよね?あ、私には一切触らないで。それから、必要以上に話しかけないでね。」
まあ、なんとも女王様のようなものいいですが、結構こうやってしゃべるベンガル人の女の子はいる気がします。気が強いんですよね。かと思えば、家族以外にはほとんど口をきかない人もいれば、おしとやかで謙虚な人もいます。「国民性」って案外あてになりませんよね。
で、そうこうしているうちに、なぜかメグラは夫にひかれていき、彼氏とは別れ、妊娠して、家族に祝福されて終わるのです。この心の変化を、おおざっぱに描いていたのがちょっと残念でした。一応全部見たのですが、彼の料理に胃袋を掴まれたのか。はたまたやさしさか。それとも、連絡がつかなくなった彼氏に愛想が尽きたのか。彼女が夫を愛するようになった理由がいまいちわからなかったのです。また、「恋なんてストレスたまるしめんどくさいじゃん」っていっていた夫のほうが、なぜあんなにメグラを愛するようになったのかも、描かれていませんでした。美しい川、イリシュという魚、きれいな夜景。バングラデシュらしさは垣間見えましたが、あまりにも急な展開に、普段日本のテレビを見ている私はついていけませんでした。
これは、ベンガル語が全く分からなくても、簡単に理解できると思います。「バングラデシュのドラマみたんだよね。」ってさりげなく自慢してみたい方は、ぜひ見られるといいと思います。45分くらいですし。